2013年11月19日火曜日

ケアマネジメントとインフォーマルサービスについて

介護保険改正に向けた議論が熱い今日この頃ですが、


去る10月30日、一般社団法人日本介護支援専門員協会が、


社会保障審議会介護保険部会に対し、介護保険制度改正への意見書を提出したとのこと。


以下は、その中からの抜粋です。



3.保険給付を伴うサービス提供にはケアマネジメントが必須である包括的継続的ケアマネジメントの観点から、すべての利用者においてケアマネジメントのプロセスを適正に行う必要がある。例え、福祉用具貸与等の単体のサービス利用者であっても利用者自身や家族の力、インフォーマルサービス等が考慮されており、また状態変化などのリスクについても適切かつ多角的なモニタリングが必要である。よって、今回提案されている福祉用具貸与のみのケースのモニタリングについても介護支援専門員が継続的に実施すべきである。

7.ケアマネジメント評価の見直しについて インフォーマルなどの地域資源を積極的に活用することを促進していく観点からも利用者支援にあたって、ケアプランの位置づけられたサービスがインフォーマルのみであり、結果として給付管理が発生しない場合であっても介護支援専門員のケアマネジメントを適切に評価する仕組みづくりの検討をお願いしたい。




給付抑制を目的とした、ケアマネジメントの価値を不当に下げる意見が出ており、


特に上記の2点の意見においては是非とも考慮いただきたいところです。


ケアマネジメントは利用者および家族の生活上のよろず相談の意味合いも濃く、


インフォーマルサービスを含めた総合的な生活支援によって、


何とか在宅生活が維持できているのが現状です。


保険内サービスのレパートリーの多では、


ケアマネジメントの業務負担を評価することはできません。

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