2013年9月30日月曜日

セルフプランとは

介護保険においては、「セルフプラン」というものが存在する。


ケアプランを自分で(セルフで)作るから、セルフプランと。


普通はケアマネジャーなどの専門家に作成してもらうが、ケアプランには自己作成という道もある。


そのセルフプランが、なぜかケアマネジメントの現場では頻繁に出現する。
(一部の限られた自治体だけのようですが)


80歳や90歳の高齢者に、介護保険法を理解してセルフでプランを作ることは不可能。


実際には、ケアマネや地域包括などの介護保険をよく知っている者が、ボランティアで作成しているに過ぎません。




では、どんな時にセルフプランが起きうるのか?


専門的な話になるので詳細は触れませんが、制度の谷間に存在するケアプランを、ボランティアで誰かが作成するというものです。


自発的にではなく、半分強制されたボランティアです。


給付管理票を作成し、利用票を作成するだけでも、けっこうしんどいのですが、


事務的な文書に対して価値が低く抑えられているのが現状です。


2013年9月27日金曜日

裁量労働制について

本日の日経新聞で、裁量労働制についての記事が載っていました。


裁量労働制の対象となる労働者の範囲について、拡充を目指すというもの。



これまで裁量労働制をめぐっては、広く対象を認めたい経済界と、

際限のない労働を警戒する労働界と世論によって、きわめて限定的に導入されてきました。



現在の労働時間法制は、もともと戦後の工場労働者を主に想定して作られたもの。

企画や立案などが業務の主体の業種では、

1日8時間で成果を出せ、アイデアを出せといわれても、


長時間考え抜いてよいアイデアが出ることもあれば、なんでもないときにフト思いつくことも。

私個人的には裁量労働制の拡充には賛成なのですが、

現代のブラック企業などの話題に見られるように、際限のない労働や、

付き合い残業などが横行している風土では、確かに導入に躊躇しても仕方ありません。




話は変わりますが介護業界では、利用者と一緒に昼食を食べた場合、

その時間は休憩なのか?労働なのか?という問題が生じます。


答えは簡単。労働です。

共に食べている時、どんなに親しくとも相手は顧客であり、友人ではありません。

黙って食べることもできず、相手が飲み物等を要求したら応えなければならず、

誤嚥等の急変が生じたら対応しなければなりません。



では、利用者と心を通わし、労働法令も守るにはどうすればよいか?

現場に精通した社労士に聞けばよいのです。

2013年9月23日月曜日

予防給付が切られたら

社会保険労務士 社会福祉士 主任介護支援支援専門員
西田英俊です。

巷では、要支援が介護保険から切り離される話題が多いと思います。


早ければ平成27年度から切られます。

先日、厚労省の役人の話を聞いた際に、

「これは要支援切りではない」と熱弁し、

日常生活総合支援事業の実例を盛んに紹介していました。



それはそれとして、

事業者にとって気にかかることは、

要支援が日常生活総合支援事業になった暁には、

どのくらいの報酬単価になるかということです。

現在の特定高齢者事業なみでは、立ち行かなくなることは目に見えています。


話が変わりますが、ケアマネ事務所開業のため、

国保中央会の「簡易入力システム」を購入しました。

そのシステムでは、既に日常生活総合支援事業が導入された保険者のある自治体でサービス提供する事業所のために、同事業のサービスコードも登録できるものとなっています。


そのサンプルを見ますと、例えば「配食」が1回につき200単位など、高いのか安いのかわからない設定ですが、これは自治体ごとに違う単位数単価のため、本当に導入されたら混乱しそうです。


現在の介護予防サービスの主流である、閉じこもり予防と筋力低下防止のためのデイと、膝痛腰痛による生活不便を解消する目的の生活援助の単価が、いかなる方向になるのか?


今後の動きを注視です。

つかの間の充電

社会保険労務士 社会福祉士 主任介護支援支援専門員
西田英俊です。
昨日今日と事務所の整理整頓をしました。

単に片付けるだけでなく、電話の配線やプリンターの設定など、

カナヅチ片手に頑張りました。


10月から西田ケアマネ事務所の開業のため、

各方面で名刺を配っておりますが、

名刺に印刷されたURLを入力すると、

このブログに行き着くこととなっております。


早くまともなHPを作りたいものです。


2013年9月20日金曜日

事務所が狭い

社会保険労務士 社会福祉士 主任介護支援支援専門員
西田英俊です。

当事務所は、広島で一番狭いと考えております。


なんと10㎡です。


人が通るのがやっとです。


10㎡には理由があります。予算の都合ではありません。


理由は近日中に。


2013年9月16日月曜日

センター長退任

社会保険労務士 社会福祉士 主任介護支援支援専門員
西田英俊です。


実は私、9月いっぱいで地域包括支援センター長を退任します。


本日は、敬老会で来賓として招かれました。


役員の皆様の暖かいおもてなしによって、もうすぐ退任する身にもかからわず、


親切が実にしみる思いです。



この気持ちを忘れないよう、10月以降もがんばっていこうと思います。

2013年9月10日火曜日

地域密着型サービス外部評価

社会保険労務士 社会福祉士 主任介護支援専門員
西田英俊です。


地域密着型サービスの外部評価委員になる予定です。


といっても、所定の研修を受けて、冬頃に修了予定です。


「地域密着型サービス」という言葉は、「地域」「密着」「サービス」と、どれも一般的な語句を使っているのに分かりにくい。


何をするサービスなのか、素人には全く分からない。


ましてや、介護保険サービスの一つであるなど、一般人には夢にも思わないはず。



この正体不明の地域密着型サービスを、外部から評価しようという試み。


非常に楽しみです。

2013年9月7日土曜日

演説草稿

社会保険労務士 社会福祉士 主任介護支援専門員
西田英俊です。


9月は敬老会シーズンですね。


明日も敬老会での挨拶があります。


どんな話にしようか・・・


おそらく明日の朝、コーヒーを飲みながら


頭にひらめいたものをメモ紙に書いて原稿にするのだと思います。


サービス精神を心がけた話をしたいと考えています。

2013年9月5日木曜日

予防給付のゆくえ

社会保険労務士 社会福祉士 主任介護支援専門員
西田英俊です。

本日、とある新聞記事に、予防給付を地域支援事業に移行する件の記事が載っていました。


平成27年4月から、全国一律に予防給付を切るのではなく、
3年前後をかけて、準備のできた保険者から徐々に移行するようにするとのこと。


ということは、最大で平成30年3月までは予防給付が残る地域があるということでしょうか。



予防給付の動向は、その後の要介護への移行も含め、


介護事業所にとっては重大な関心テーマです。

2013年9月4日水曜日

増税と負担増

社会保険労務士 社会福祉士 主任介護支援専門員
西田英俊です。


報道によれば、消費税を上げる判断は10月2日ごろになるとのこと。


消費税を上げることを前提にした制度改正があります。


例えば平成26年4月に予定通り8%に増税されると、
遺族基礎年金が父子家庭にも支給されるようになります。


また、平成27年10月に予定通り10%に増税されると、
年金受給資格期間が10年に短縮されます。

しかし、税の負担増は、増え続ける社会保障費を、
どのようにして賄うかが問題ですので、


介護保険の予防給付の切捨てのような、痛みを求める改革が
先行する訳ということでしょうか。

2013年9月3日火曜日

このブログの収益性

社会保険労務士 社会福祉士 主任介護支援専門員
西田です。


当ブログでは、
広告などは掲載しません。


医療・介護・福祉業界における


様々な意見や出来事を
ピックアップしていこうと思います。


また、関連して経済分野の記事にも
言及して行こうと思います。


経済と福祉が両立することで


持続可能な高齢化社会ができるのです。

2013年9月1日日曜日

ブログを開始します


社会保険労務士 社会福祉士 主任介護支援専門員の
西田英俊です。


ブログを開始します。


医療や介護業界における有益な情報をアップして
まいりたいと思います。


よろしくお願いします。