先日、(財)介護労働安定センター広島支部 主催の講演会にて、
標題のような講演会を行いました。
対象は、もちろん介護業界であり、
経営者、管理者が対象です。
介護業界における人材育成は、様々な問題点を抱えており、
とりわけ重大なのが介護職員の離職の問題です。
介護は「人員基準」を抱えており、
一握りの優秀な人材によって成り立つものではありません。
数多くの職員を束ね、定着させる「底抜け防止」が必要なのです。
底抜けを防止しつつ、全体の底上げを行い、
その中から将来を担うべく優秀な管理者となるべき人材を見つけ出すのです。
昨今は、いろいろな経営コンサルタントが幅を利かせ、
中には優秀な方もいるのですが、
多くは組織を混乱させるだけに終わる場合も少なくありません。
また、介護関係に詳しいとされる「その道の講師」では、
サービス向上に役立つものではあっても、労務問題に対し全く考えが及ばないため、
実際の運営上に整合性が取れないこともままあります。
スペシャリストを養成することと、ゼネラリストを養成すること。
この二つを同時に行わなければ、真の意味の人材育成はありえません。
以上のような話を、データや実例を交えながらお話させていただきました。
私の拙い話を聞いていただいた、30名を超える方々には、
感謝申し上げます。
0 件のコメント:
コメントを投稿